2009年2月16日月曜日

資本論

ロンドンの大英博物館に行くと、かっての大英帝国の
栄光を感じることができます。
全部見るのに最低でも一週間はかかるようです。
イギリスの戦利品の数々をみると、観光客はその膨大な
量に圧倒されていまいます。

カールマルクスが、大英博物館の図書館で ”資本論”を
書き上げたことは、案外知られていないようです。
著書の中でマルクスは、
”人間の行動は、その個人の経済状態に規定される傾向がある。”
と述べています。
乱暴な言い方をすると、”学生がアルバイトに出るのは、可処分所得が
低いから” というのが、わかりやすい例かもしれません。

かって、ホリエモンが ”人の心はお金で買える”と本で書いて、
バッシングを受けました。言葉の力は、非常に重みがありますから
表現に注意すべきだったのでしょう。
日本人の多くの人が、家族のために自己を犠牲にして、働いている
のが現実であると思われます。
マルクスは、お金(資本)が、お金持ち(資本家)に集中することは、社会
の健全な状態を損なうと主張しているようです。
社会主義思想の妥当な評価がなされるには、まだ100年程必要な感じが
します。

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