ビートルズのドラマー、リンゴスター本名 リチャードスターキー は
父リチャードスターキー( 父子同姓同名) の長男としてリバプールに生まれた。
名前が呼びにくいため?芸名をスタッフが考えたらしい。指環が好きなので
リング~リンゴとし、スターキーのキーを取って、リンゴスターと命名した。
スターキーがスコットランド系の名前であったこともニックネームをつけた理由
だったかもしれない。
リンゴスターは幼児期から病弱だったので、ほとんど学校に行かず、病院に
入院していたようであった。喘息や腸炎で入院中にドラムを覚え後にビートルズ
のドラマーとして活躍することになる。リンゴスターはビートルズ解散後
"リンゴ"というアルバムを発表する。完成度の高い内容で、高い評価を受けた。
収録曲の中で、全米一位となった曲が、You’re sixteen であった。
ビリープレストンのピアノと美しいバックコーラスを特徴とした名曲であった。
リンゴスターはビートルズが人気の絶頂にある時、ビートルズのドラマーとしては、
技術が低いという論議を投げ掛けられたことがある。他のメンバーはそれを否定し
リンゴスターがいなければ、ビートルズが成り立たないと表明した。
実際デビュー当時のビデオを見たところ、決して下手なドラマーではなく、十分鑑賞
に耐えうる演奏であった。恐らく、後に活躍するディープパープルのイアンペイスや
レッドツェッペリンのジョンボーナムなどの天才的ドラマーの登場が音楽ファンの
要求水準の上昇をもたらした結果と考えられる。リンゴスターは独立後、ライヴで
ドラムを演奏することを減らし、ボーカルを主体とするスタイルをとることが多くなった。
ドラムを叩くとしても、サブ ドラマー ( ダブルドラムス) をつけたステージがメイン
となっていった。 ドラム奏者が途中で他の楽器やボーカルに転向する例は
しばしば見られる。カーペンターズのカレンカーペンタ― 、 ジェネシスのフィルコリンズ
はボーカリストとなり、スーパートランプのドラマーはギタリストに転向している。
素人でも簡単に弾けそうなドラムが最も実力の差がはっきりと現れる楽器
なのかもしれません。
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